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テレビ放映に思うこと・・・

 昨日の日本代表 vs パラグアイ.2-0の完勝でしたね.

多彩な攻撃が繰り出され,楽しめました.

 内容はさておき・・・.

 注目選手がボールを持つたびにスームアップされた映像に切り替わる映像に,嫌気がさしていました.

いや,テレビに向かって,「その映像,いらんねん!」と叫んでいました.

 例えば後半,久保建英選手がボールを持ってドリブルを開始すると,必ず久保選手とその目の前の相手だけの映像が出ます.

下手をすると,ボールそっちのけで顔を映し出します.

 ドリブルしている選手は,目の前の相手選手だけでなく,その周辺にいる相手選手,味方選手,そしてスペースを認識して,どのように進むか決定します.

ズームアップされた映像では,全くそれがわからない.

 国際映像では,ズームアップした映像は,リプレイで流されることはありますが,試合の流れの中でズームアップはほとんど見かけません.

それだけ,放映する側も,見る側も人やスペースといったものを認識しているということではないでしょうか?

 一方で,注目選手の技や表情に興味をもっているというのが日本人ということでしょうか?

これではサッカーの本質は見えません.

 こうやって一部を切り取って流すことや,注目される部分だけを見るというのは,現代の日本文化なのかもしれません.

 A長尾の子供達のサッカーも,そうなっていることが多々あります.

味方,相手,スペース・・・そういったものを認識することが大変苦手です.

 練習前の自由な時間も,ボールがあり,サッカーをする仲間がたくさんいるにも関わらず,リフティングやボールを置いてシュートを始めます.

 ゲームが始まったり,ボールの取り合いが始まったりすることはほとんどありません.

和を重視する日本人と言われますが,究極の自己中なのではないかと,最近では思います.他人を感じようとしないわけですから・・・.

 A長尾では,練習中「相手・味方・そしてこれだけのピッチがあるんだよ?よく見て!」という声をかけます.

低学年では,たくさんの人を見ることはできないので,少ない人数で試合をしています.

高学年になると,少しずつ人数を増やしていっています.

 秋に入り,クラブ内リーグである,Liga Atlético(A長尾リーグ2019)が開催される予定です.

相手・味方・スペースという観点から,子供達の試合を観戦して見ても面白いのではないでしょうか?

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