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書籍紹介:親がやったらあかん・他

サッカーではなく,少年野球でのお話です.

吹田の少年野球チーム「山田西リトルウルフ」の”おばちゃん”という役職の棚原安子さんのお話.

私もずっと少年サッカーに関わってきていますが,常に思っていることがこの本には書かれています.

子供の失敗・・・それは学びであるということ.

今では,失敗しないように,親御さんが先回りしていることが多くないでしょうか?

 先日も,公園で「危ないからやめとき」「もうやめてって!」というお母さんの声が何回も聞こえてきました.ふと見ると,たとえそれで失敗したとしても,たいした怪我にもならないことをお母さんが必死に止めてらっしゃいます.

 「痛い目にあう」ことで学ぶことがあります.

小さな痛い目に遭いながら,子供達は学んでいきます.そして大怪我をしなくなります.

 しかしながら,痛い目にあってこなかった子は,親がいないと大怪我をしてしまいます.

 以前にも書きましたが,衝突のエネルギーは,.「質量」×「スピード」です.

 幼児や低学年は質量も小さければスピードも言うほどではありません.その時にいっぱいぶつかって,当たって,いなして,受け身を取っていれば,大きくなってからもその経験が生きます.  でも,「危ない」ということでそれをしてこなかった子は,大きくなって,質量が増え,スピードが増したときに適切に受け身も取れません.だから小さい頃にぶつかったり,当たったりする経験は必要.

 今,A長尾では,低学年については審判をつけずにゲームをしています.

これも,子供達で判断し,子供達で解決するため・・・.

 低学年でも以外にしっかりしています.揉めることはほとんどありません.

先日,ドイツ在住のコーチ,中野吉之伴さんのセミナーに参加し,色々とドイツの現状を聞くことができました.

中野吉之伴著:ドイツの子供は審判なしでサッカーをする

にもあるように,子供達の自主性や向上心をしっかりと育んでいきたいですね.

 7月,8月は,人を感じることを強調してきました.徐々に相手,.味方を感じられるようになってきましたね.

 その中で,普段の生活にも言及しています.人が何をやっているのか?その時に自分ができることはなんなのか?それを考えられる人は,試合中にも相手を感じ,自分のやることを考えられるんだよと伝えています.

 A長尾は,大会なども出ない反面,控え選手も何もなく,みんながサッカーを経験できる場所です.

 試合の勝ち負けだけを基準にすることもありませんので,一人一人の成長という基準に合わせた指導が可能です.

 特に今は「頭の中」の成長に着目して指導をしています.

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