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書籍紹介:テクニックはあるがサッカーが下手な日本人

この書籍を手にしたのは,もう何年も前のことです.

多分10年くらい前かな?

リフティングの数を記録する指導者たち・・・.数だけ多ければ,OKみたいな・・・.ボランティアのお父さんコーチには多いですね.

あ・・・トレセンとかでも同じことやらしていることを思うと,日本の指導者さんたちが多いですねってところでしょうか?

「努力の証」とか「ほんとの好きだったらやるはず」とか,「ボールタッチの練習」とか・・・.

 菅生公園で,何人も集まってリフティングしている姿が違和感にしか思えない日々が続いていた時でした.

 複数人いれば,自然発生的に起こるのは「ボールの奪い合い」か「試合」でしょ?

 なんでリフティングの数?

 まあ,保護者さんには言いやすいですよね.〇〇君はリフティングが何回できているから試合に出します.試合に出たければ何回以上できるようになってくださいって・・・.

 まあ,そもそも試合に出す出さないを言っている時点でアウトなんですが・・・.

 もちろん,リフティングの練習がダメと言っている訳ではなく,「数」ではなく

「やり方」,そして何の目的にやっているのかが明確であるべきという話です.

 A長尾でもリフティングはやりますしね.目的を持って・・・.

それよりも,サッカーの本質は

● ピッチの広さ

● ゴール

● 味方プレイヤー

● 相手プレイヤー

しいていうならば

● 審判

● 相手ベンチ

● サポーター

でしょうか?

 極論をいうと,この要素の無い練習は,サッカーの練習ではないということになります.

 ピッチの広さを知り,ゴールという方向性を持ち,それらを有効に使うこと,味方プレイヤーを感じ,相手プレイヤーを見て,プレーできることが,サッカーには必要ですね.

  A長尾では,その中で,たくさん失敗して学び,成功して歓ぶ.そういう体験を積んでいってほしいと思い,毎週の活動を行なっています.

 そして,みんなには90分の試合を見てほしいと思います.

日本人は,ダイジェストやシュート集は好きですが,90分の試合をしっかり見ることをしないですね.「勝った」「負けた」だけが重要ではありません.

 90分の中で,今,どちらが主導権を握っているのか?何かのタイミングでそれが入れ替わったのは何故なのか?戦術を変えたのはどのように変えたのか?など,90分の試合には色々な学びがあります.  ダイジェストでは絶対に学べないことがたくさんあります.是非共,試合を見てほしいと思いますね.  少し話がずれましたが,「サッカーをしよう!」というお話でした. 

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