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積み上げるってどういうこと?いい選手とは?

  • 執筆者の写真: Saka
    Saka
  • 19 時間前
  • 読了時間: 3分

少し前になりますが「ドイツの子どもたちは審判なしでサッカーをする」の著者、中野吉之伴さんの講習会に参加させて頂きました。これは、「サッカーで子供をぐんぐん伸ばす11の魔法」の著者、池上正さんのコーディネートで開催されたものです。

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ジュニアのサッカーに関わるようになった20年近く前から「ヨーロッパのチームのようなチームを作りたい,選手を育てたい」と思って指導をしていました.それは非常に表現しにくいのですが,「それほど上手くはないけど,試合ではなんかすごいよね」って感じです. 誤解を恐れずいうと,「リフティングなんて何百回できなくていいから試合で生きる選手」です. 「テクニックはあるがサッカーが下手な日本人」を,ずっと肌で感じていたからかもしれません.


さて,中野さんの講演の中ではヨーロッパと日本でのフットボールという競技の捉え方の違いが示されていました.  日本的🇯🇵:ボールを持ってからどうするかというスキルを競い合うボールゲーム

 欧州的🇩🇪:ピッチに生じるスペースやルートを巡って駆け引きしあうボードゲーム


腹にストンと落ちてきたような気がしました.

そして,さらに「積み上げる(育成)」ということの違いも・・・


日本的🇯🇵

フィジカル・体の使い方→ボールコントロール・リフティング→ドリブル・フェイント→パス・ゲームコントロール→戦術

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欧州的🇩🇪

2対2→3対3→5対5→7対7→9対9→11対11

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これもすごい腑に落ちました.

腑に落ちたんですが,なぜなんだろう? 講義で「なぜ日本はそうなっているのか?」と質問してみたところこういう答えが返ってきました.


「わかりやすいからじゃないですか?」


よく聞くんですよね. 「リフティング100回できないやつは試合に出さない」とか・・・. 「ドリブルが上手い=いい選手」という評価・・・.

わかりやすさって・・・誰に対してなんだろう? スクールとかなら,「ドリブル上手くなったね」がわかりやすさなんだろうな・・・. フットボールって,もっと混沌としたものなのにね. 僕の感覚では 「プレッシャーのある中でボールコントロールできる選手」 「ドリブルとパスのどちらが効果的かを判断できて選択できる選手」 もっと言えば

「どうやったら点を取ることができるかを考えることができる選手」 がいい選手の基準です. ずっと言い続けてきていることは,「キックの練習をする」よりも「蹴りたいところがある」ということの方が大切なんじゃないか?ってこと. A長尾の練習が,単にキックの練習とか,誰もいないところでフェイントの練習とかに時間を割かない理由がここにあります.


 
 
 

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